アファーメーション
自分の脳を自分の言葉で説得する
「アファーメーション」は、とても即効性のある方法です。
日本語では「自己説得」と言いますが、自分が目標を達成している場面を、言葉にして発することを言います。
これは本当に効果があります。
自分専用の「アファーメーション」の言葉をつくるといいと思います。
それには次の三つのコツがあります。
@20音字以内の短い文章にする。
A文章の最後を「〜する」「〜なる」にする。
Bリズムのいい文章にする。
「〜したい」という曖昧な表現ではなく、必ず断定的にするのがポイントです。
「財産を築き上げたい」「マイホームを建てたい」「世界一周旅行をしたい」。
これでは実体のない願望でしかありません。
「〜したい」では、夢がいつまでたっても実現しません。
その場合のアフォーメーションは、「〜する」です。
しかし、あまりにも大きな目標を断定系でやってしまうと、ネガティブな感情がくすぶってきてしまうことがあります。
そういうときには断定系をやめて、中和方式を使ってください。
中和方式とは「〜になりつつある」とやる方法です。
ひとつ、誰でもどんな状況でも使えるアフォーメションを紹介しましょう。
これは自己暗示法の創始者であるフランス人、エミール・クーエが提唱したアフォーメーションで、
「私は日々、あらゆる面で良くなりつつある」
というものです。
これはどなたでも、どんな状況でも使えます。
そもそも、アフォーメーションというのは、プラスの感情を引き出すためにあります。
自らプラスの言葉を発することによって、プラスの感情が出てきます。
ただブツブツ言うのではなくて、まるで俳優のように、そのとおりになった気分でやってください。
たとえばあなたが友人の結婚式で苦手なスピーチを頼まれたとしましょう。
そんなときにはスピーチのプロのようなマネをして「私はいつも人前で堂々と話すことができる」「リラックスして話すことができる」
と言いましょう。
毎日これを繰り返すと、それが脳にプログラミングされて実際にスピーチするのがなんともなくなってきます
ただし、1回や2回、ポジティブなプログラミングをしたとしても、私たちは一気には変わりません。
だから、繰り返すことが必要なのです。
私たちの心構えや思い込みというのは、繰り返されることにが必要なのです。
私たちの心構えや思い込みというのは、繰り返されることによって徐々に変わっていくのです。
人間の脳というのは何度も何度も繰り返し同じ情報を与えられると、条件反射を形成します。
ですから、「シネマティクス」「アフォーメーション」も、何度も繰り返すことによって、いざというときに、とっさにアイデアがひらめいたり、成功のための行動をおこせるようになるのです。
マーフィーの言葉4:想像の芝居を熱心にやれば、現実への蓄積が加速します。